08.5.21 京都府立植物園

08.5.21 京都府立植物園


ストレプトカーパス・ウエンドランディー

 

 

別名 ウシノシタ

イワタバコ科ストレプトカーパス属

学名  Streptocarpus wendlandii

原産地 南アフリカ(ナタール州)

多年草


 和名では「牛の舌」とも呼ばれる特異な形態をもつ植物。生涯一枚

だけの葉で暮らし、その葉は長さ60センチを越えることもある。

この葉は、種子が発芽し、双葉の片一方が退化し、もう片一方が成長

することで成り立っている。数年経ち、葉がある程度の大きさになる

と葉の基部から花茎をのばし、青紫色の花を次々と咲かせ続ける。

花を咲かせ終わり、種子が成熟すると株は枯れてしまう。こういった

数年から数十年成長し、最後に花を一回だけつけて枯死する生活様式

を、一巡植物、または一稔草(いちねんそう)などとも呼ぶ。

日本ではまだあまり馴染みが無いが、欧米では観賞用として栽培されて

いることから、これから日本でも普及するかも知れない。