03.7.7 至仏山


ウスユキソウ (薄雪草)    

 

 

キク科ウスユキソウ属

学名 Leontopodium japonicum

原産地 本州〜九州、中国

多年草


高山を代表する花の1つ。 仲間のヨーロッパアルプスのエーデルワイスはあまりに有名。

日本にはウスユキソウ属は6種あり、本種はもっとも低地に生える種類。 とはいってもある程度の高度を

過ぎないと現れないが。 わりと乾燥した岩地などを好んで生えるようである。

至仏山で初めてお目にかかったが、その後、もっと上のほうでホソバヒナウスユキソウにも出会う。

ホソバヒナウスユキソウは、ミヤマウスユキソウの蛇紋岩地に適応した変化型で、至仏山と谷川岳だけに見られる

希少種である。 今まで会ったことのないウスユキソウ類に二つも会えてラッキーだった。

ウスユキソウは、他のウスユキソウ類より大きく、白い部分もそれほど顕著には目立たないのが特徴だろうか。

学名はjaponicumで、「日本の」という意味だが、特産でなく、中国にも産するようだ。