09.3.11 筑波実験植物園
ヤブレガサウラボシ
ヤブレガサウラボシ科ヤブレガサウラボシ属
学名 Dipteris conjugata
原産地 石垣島以南、熱帯アジア
多年性シダ類
日本では石垣島・西表島以南の地域に自生する熱帯性のシダの
仲間。シダの仲間の中でも特に変わり者として知られているもの
である。葉はヤブレガサの名の通り、キク科のヤブレガサにも
似たもので、切れ込みの多い笠状に広がる。大きいものは葉の
径が50センチにも達するという。常緑性。現在でこそ変わった
葉の形だが、化石の多く見つかる三畳紀からジュラ紀にかけては
ごく普通に見られたものだという。原始的な性質を残す植物と
言えるだろう。観葉植物としても面白そうだが、栽培は難しい
という。