14.7.3 筑波実験植物園
15.04.30 筑波実験植物園
ヤハズマンネングサ (矢筈万年草)
ベンケイソウ科マンネングサ属
学名 Sedum tosaense
原産地 四国(高知・徳島)
多年草
四国の高知県と徳島県にのみ生育する希少な植物。石灰岩地の岩場に
生育するという、アルカリ性を好む性質のようだ。葉はやや厚肉で、ヘラ形。
先がくぼんでいて、これが「ヤハズ」の名前の由来になっている。
「やはず(矢筈)」は弓道の矢の、末端の凹んだ部分で、ここに弓の弦を
掛ける。植物用語で、葉の先端が凹むものはこの名前がつくことが多い。
本種は生育場所が限られていることもあり、絶滅が心配されているという。