03.4.29 高尾山


ヤマウツボ     

     

 

ハマウツボ科(ゴマノハグサ科)ヤマウツボ属 

学名 Lathraea japonica

原産地 本州(関東地方以西)、四国、九州、朝鮮(鬱陵島)

多年草


 高尾山で初めて出会った珍しい植物。一目見てヤマウツボだとわかった。 

登山道の下の崖地に生えていて、撮影しようとして崖から落ちそうになり、

まわりをびっくりさせてしまった。気をつけなくてはいけない。

ヤマウツボは寄生植物で、自分では光合成をしない。寄生するのはブナ科、

カバノキ科、ヤナギ科など。こういった寄生植物はヤセウツボなどを例外

として、山深く、環境がよほど安定していないと生えない。

高尾山は都会の近くにしては、比較的自然が豊富に保たれている。 

太平洋側なのにブナがあるのも興味深い。