03.5.27 小石川植物園

04.8.10 小石川植物園


ヨウシュヤマゴボウ (洋種山牛蒡)

     

      

別名 アメリカヤマゴボウ

ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属 

学名 Phytolacca americana

原産地 北アメリカ

多年草


北アメリカ産の大型の多年草で、明治時代に日本へ渡来したという。

成長が早く、たちまち人の背丈を越えてしまうため、さすがに人のじゃまになるところでは

取り除かれてしまうが、駐車場のわきや空き地、ビルの間のすき間などでは大きく育っているのを見かける。

花は小さく目立たないが、花後につく実は特徴的で、濃い紫色のつやつやした実が房状につく。

実をつぶすと紫色の汁が出るため、色付けの絵の具がわりに遊んだ記憶がある。

しかし、この植物には毒があるため、口にいれたりしないよう注意が必要である。 もっとも子供心にも

この草に毒があるのはだいたいわかったので、事故にはならないのが普通だが。

茎は赤紫色をしており、まだ熟さない緑色の実とのコントラストは、隠れた美しさをかもしだす。

図体はでかいが、それほど悪気を感じさせない草である。