10.3.4 筑波実験植物園


アリサエマ・リヘンガヌム

 

 

サトイモ科テンナンショウ属

学名  Arisaema lihenganum

原産地 中国(雲南省南部)

多年草


 中国は雲南省の南部の熱帯地域に自生する多年草。日本に

自生するマムシグサなどに近い仲間である。仏炎苞は白色で、

先端部分が紫褐色に染まるが、特徴的なのは花穂の先端につく

付属体で、細かく枝分かれする特異な形状をしている。この

付属体はわずかな風でも揺れ、それによって匂いを分散する

役目があるようである。2003年に発表されたという新しい

種である。