03.8.5 日光植物園

03.8.5 日光植物園


アスナロ (翌檜)  

別名 アスヒ、ヒバ

ヒノキ科アスナロ属 

学名 Thujopsis dolabrata

原産地 本州、四国、九州

常緑高木


 常緑の高木になる針葉樹で、ヒノキとともに古くより木材利用がされてきた。

材は質がよいが、独特の臭気があり、一般には建築材には嫌われてきたが、処理に

よって臭気を取り除くことができるようになったという。 能登の輪島塗の材料と

して知られている。 アスナロの名は、材がヒノキより劣るので、明日はヒノキに

なろうと願っているため、アスナロの名があるというが、実際は古名のアスヒが

転訛したものではないかと言われている。 アスナロ属は日本特産で、アスナロ1種

のみがある。 変種にヒノキアスナロがあり、同様に材として使われる。

 アスナロの葉は、ヒノキより厚ぼったくツヤがある。 葉の美しさはヒノキ以上の

ものがあると思う。