06.8.1 咲くやこの花館
ビンロウ (檳榔)
別名 ビンロウジュ
ヤシ科ビンロウ属
学名 Areca catechu
原産地 インド、マレーシア
常緑高木
インドあるいはマレーシアが原産だと言われている高木のヤシ類。
まだ未熟な果実を採集し、外皮をとった後、胚乳を何分割かして石灰をまぶし、
コショウ科のキンマの葉で包んで、少しずつ齧っていくと気分が爽快になり、
疲労回復などの嗜好品に使われる。これをベテル・チューイングと言い、
熱帯地方で広く行われている習慣である。これを行うと口の中が真っ赤に色づく
のも特徴である。中国ではこの実を檳榔子といい、5、6世紀にはすでに記されて
いるという。日本には奈良時代に輸入された記録がある。
現在は熱帯地方に広く栽培され、生活になくてはならないものになっている。