04.6.16 神代植物園


デンドロビューム・ファレノプシス                 

   

別名 デンファレ

ラン科セッコク属 

学名 Dendrobium phalaenopsis

原産地 タニンバル諸島

多年草


 洋ランの中でも、切り花として特に普及している花。切り花で花瓶に挿して

いても驚くほど永く楽しめるので、たちまちのうちに普及した。花の寿命の

長さを利用して、切り花のまま東南アジアより大量に輸入されていて、価格の低下

も実現している。通常デンファレと呼ばれているが、これはデンドロビューム・

ファレノプシスを縮めた略である。種名のファレノプシスはコチョウランである

ファレノプシスに似るということである。原種のデンドロビューム・ファレノプシ

スに幾つかの種を交配してできたのが、ファレノプシス系と呼ばれる品種群で

これを総称してデンファレと呼んでいる。 

メジャーなランであるが、通常デンドロビュームとして栽培されるのはノビル系の

品種で、こちらは切り花利用が種であまり栽培はされない。それは、この種が

ひじょうに寒さに弱く、一般家庭では育てるのが難しいからである。