03.5.25 筑波実験植物園


ハマヒルガオ (浜昼顔)                               

ヒルガオ科ヒルガオ属 

学名 Calystegia soldanella

原産地 北海道〜沖縄、アジア、ヨーロッパ、太平洋諸島、オーストラリア、

    アメリカ太平洋岸

多年草


 海岸の砂地に生える多年草。 茎は地面を這い、長くのびる。 

しばしば群落をつくる。 花は淡紅色で、市街地に生えるヒルガオによく

似ている。 葉はヒルガオと違い円形で小さく、厚葉である。

種子は水に浮く性質をもち、海流にのって遠くの海岸まで運ばれる。

一般に海岸性植物は分布が広いものが多いが、本種も例外でなく、日本の他

アジア、ヨーロッパ、太平洋諸島、オーストラリア、アメリカ太平洋岸と

ほぼ世界中に分布している。 海岸に育つ同じヒルガオ科にグンバイヒルガオ

あるが、こちらはより熱帯性で葉の形が軍配形をしている。 属もサツマイモ属

と別属である。