03.8.29 舎人公園


ヒノキバヤドリギ (檜葉宿木) 

  

ビャクダン科(ヤドリギ科)ヒノキバヤドリギ属 

学名 Korthalsella japonica

原産地 本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄、小笠原、台湾、中国、東南アジア

    オーストラリア

常緑低木


 暖地の常緑樹の、樹上に寄生する寄生植物。寄生主から水と養分をもらっているが、

自らも光合成をするため、半寄生とも呼ばれている。よく知られているヤドリギは

対生する葉をつけるが、本種は茎がそのまま葉の役目をしており、通常の葉は小さく

目立たない。寄生する木は、ヤブツバキ、ヒサカキモチノキマサキ、ヤブニッケイ、

ハイノキ、ネズミモチなどの常緑樹で、多岐にわたる。写真のものはヤブツバキに

いっぱいついていた。たぶん、この公園が新しく作られるさい、この木が寄生している

株をもってきたのだろうと思われる。東京近郊ではこの種が見られる数少ない場所だった

が、最近の公園の改良工事でなくなってしまったのは残念である。