中国中南部、インドシナ、マレーシアなどに分布しているが、古くから

栽培化されているために、正確な自生地はわからないという。古代から

布や紙の原料として利用されてきた繊維植物である。日本で和紙の原料

などに利用されるコウゾは、このカジノキとヒメコウゾとの雑種だと言われて

いる。本種は大きなものは15メートルにもなる高木で、若い枝には

ビロードのような毛がある。雌雄異株で写真上の株は雄株で、動物の尾のような

雄花花序が見えている。写真下の雌株の花序は球形になる。

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