16.04.06 六甲植物園


カタクリ (片栗)

     

 

ユリ科カタクリ属 

学名 Erythronium japonicum

原産地 北海道〜九州、南千島、朝鮮、中国、樺太

多年草


 日本の雑木林の春の風景を彩る花の1つ。昔は里山で普通に見られたが、

今では珍しくなってしまった。

地下に鱗茎があり、それからとれるでんぷんをかたくり粉として用いた。

今では同じ名で、ジャガイモのでんぷんの粉が売られている。

和名のカタクリは、古名の「かたかご」が「かたこゆり」になり、「かたくり」

になったという。漢字の「片栗」は当て字である。

カタクリ属は、ヨーロッパや北アメリカに約20種あるというが、日本にはカタクリ一種のみである。