04.3.28 東京都 八王子市
07.7.24 小石川植物園
カヤ (榧)
イチイ科カヤ属
学名 Torreya nucifera
原産地 本州(宮城県以西)〜九州、朝鮮(済州島)
常緑高木
山地に生える常緑高木で、高さ30メートル以上の大木になる。
葉は水平に並び、つやがある。葉の先端は硬いトゲのようになる。この葉の先端のトゲ
が硬いか軟らかいかで、姿のよく似たイヌガヤと見分けがつく。大きく雄大な姿が好まれ、
神社などに植えられ、名木も多い。しかし、なんといっても知られているのは最高級の
碁盤の材料としてだろう。最近は外国産の木材が使われているものもあるらしく、それに
対し「本カヤ」として区別している。今では碁盤がとれるような大きなカヤが少なくなった
ため、貴重なものとなっている。特に奈良県春日山のものが品質がよいという。
雌雄異株で、雌株には大きな丸い実をつける。実は一年かけて熟し、中の種子は炒って
食べることができる。