06.11.3 武蔵丘陵森林公園


コメナモミ

 

 

キク科メナモミ属

学名  Siegesbeckia orientalis ssp. glabrescens

原産地 北海道〜沖縄、朝鮮、中国

一年草


 山地に生えるキク科の一年草である。分類的には広く温帯から熱帯地方に

広く分布するツクシメナモミの亜種とされている。日本には他にメナモミがあり

本種はそれよりやや小型の種で、コメナモミの名があるようだ。小さいと言うが、

高さは1メートルほどになる。花は小さいが、果実を花弁のように花のまわりに

拡げている。果実には粘液を出す腺毛があり、それが動物の体について種子が

運ばれる。まるで食虫植物のモウセンゴケのような腺毛が珍しい植物である。