07.3.24 舎人公園

14.4.16 京都府立植物園


コオニタビラコ

  

  

別名 タビラコ、ホトケノザ

キク科ヤブタビラコ属 

学名  Lapsana apogonoides

原産地 本州〜九州、朝鮮(済州島)、中国

一年草


 田んぼなどで以前は普通に見られた越年草。春に小さな黄色い花を

咲かせる。春の七草の一つで、「ホトケノザ」とあるのが本種だという。

ホトケノザというのはシソ科の野草で別にあるが、そちらは食べることが

できないので、春の七草ではないという。本種は若葉を食べることができる。

春の七草に入るほどだから以前はごく普通にどこにでも見られた野草なのだろう。

しかし、現在ではその姿を見るのはなかなかかなわない。田んぼが少なく

なったのもあるだろうが、いつのまにか貴重な植物となってしまった。 

近縁のものにヤブタビラコオニタビラコがあり、街中で見かけるものは

この2種であることが多く、両者ともコオニタビラコより舌状花の数が多い

ことで見分けられる。