04.11.24 皇居東御苑

07.1.18 小石川植物園


クロマツ (黒松)                               

  

  

別名 オマツ

マツ科マツ属 

学名 Pinus thunbergii

原産地 本州〜九州、朝鮮南部

常緑高木


 日本を代表するマツの仲間。おそらくマツの中でもっとも多く栽培されているもの

だろう。海岸沿いなどに広く自生するが、防砂林として人工的に作られた林も多い。

街道沿いに並木として植えられたり、庭木として植えられたり、日本中至るところで

見られる。庭木としてはシンボル的存在であり、高級な樹木として一目置かれている。

日本庭園にも必ず植えられており、ここ東御苑の天守閣跡にも堂々と作り込まれた

クロマツが立っている。盆栽素材としても有名で、名品が多数ある。 

オマツというのは雄松と書き、アカマツの別名メマツ(雌松)と対比して、太くしっかり

とした姿による。松ぼっくりができる木で、その中に翼のある種子をつくる。 

海岸の松林は日本を代表する風景だが、最近マツクイムシの被害が多くなり、無残に

枯れあがったマツをあちこちで見かけるようになった。これからの保護のためにも

しっかりとした管理が必要になっている。