12.5.10 東京都薬用植物園


クチナシグサ (梔子草)

 

 

ハマウツボ科クチナシグサ属

学名  Monochasma sheareri

原産地 関東地方・中京地方・中国地方・四国・九州北部、中国

一年草


 関東地方から九州にかけての地域に自生する越年草。年雨量1800mm以下の

乾いた地域に生育するという。クチナシグサの名は、花後の果実がクチナシ

似ているからだという。花は筒状で先端が唇のように開く。半寄生という生態で

自らも光合成をするが、付近のイネ科の植物からも栄養をもらっているという。

以前はゴマノハグサ科に分類されていたが、新しいAPG III分類ではハマウツボ科

に入れられている。