03.11.17 木場公園

07.11.27 小石川植物園

17.05.03 東京都薬用植物園


ムクノキ (椋の木)

  

  

別名 ムクエノキ

アサ科(ニレ科)ムクノキ属 

学名  Aphananthe aspera

原産地 本州(関東地方以西)〜沖縄、アジア東南部

落葉高木


 山地に生え、里山の雑木林や、市街地でも公園や庭木などにされる高木。

大きくなる樹木で、雄大な姿になる。若いうちは樹皮は白く滑らかだが、

成木になっていくと樹皮は荒々しくはがれてきて、同じ木とは思えない感じになる。

エノキによく似ていて、両者は見分けがつきにくい種であるが、葉を見ると、

やや細めで、葉にツヤがなく、葉脈が縁まで達しているのがムクノキ。

やや丸い形で、表面にツヤがあり、葉脈が縁の前までしかいっていないのがエノキで

ある。花は目立たないが、小さな実は甘味があり、食べられる。

ムクノキの名前は、鳥のムクドリからではなく、葉の表面がざらざらしており、

それをやすり代わりに木の表面仕上げに使われたことから、「木工の木」から

来ていると言われている。最新のAPG分類ではアサ科に含まれるようになった。