06.8.31 新宿御苑

07.10.29 東京都 足立区


ナンバンギセル (南蛮煙管)

 

 

別名 オモイグサ

ハマウツボ科ナンバンギセル属

学名  Aeginetia indica

原産地 北海道〜沖縄、中国中南部、台湾、インドシナ、マレーシア、インド

一年草


 7〜9月に、ススキの根元などに咲く寄生植物。万葉集などには

「オモイグサ(思い草)」の名で登場してくる、日本人には古くから

親しまれている植物である。日本から中国、熱帯アジアまで広く分布しており、

日本ではススキに寄生することが多いが、熱帯地方ではサトウキビや、ショウガ科

の植物によく寄生しているという。淡紫色に色づく花は風情があり、鑑賞用にも

栽培される。そのさい、鉢植えで姿のちょうど良いイトススキなどと一緒に

流通している。寄生植物でこのように栽培されるものは珍しい。