ヨーロッパから地中海沿岸地域にかけてが原産の球根植物。
日本では球根を秋に植えて春に楽しむ花である。球根はちいさく、
多数の膨らんだ根がついているような独特の形態で、そのまま
植えたのでは腐りやすく、いったん水で膨らませてから植えると
良いという。ラナンキュラスの名は日本でもウマノアシガタなどが
自生するキンポウゲ科の一属の総称だが、日本では本種に通常に
名づけられている。野生種は5枚の花弁しかない一重咲きのもので
日本で栽培されているのは全て園芸種である。花弁の重なりが多い
のが特徴で、立体的な花形となる。花径も徐々に大きくなりボタン
を連想させるようなものもある。