03.10.31 都立薬用植物園


サフラン 

アヤメ科サフラン属 

学名 Crocus sativus

原産地 不明

多年草


 現在は香辛料として利用するため栽培される植物で、日本では主に観賞用として

植えられる。 もともとは薬用として古い時代より栽培されていた。 原産地は

小アジアまたは、南ヨーロッパと言われているが、定かではないという。

秋に咲く球根植物として花壇などに植えられるが、園芸植物として知られるクロッカス

近縁の花である。 藤色の花色が美しく、黄色や赤のしべもコントラストになっている。

香辛料として使うのはこの赤色の雌しべである。 一つの花からごく少量しかとれない

ため、大変貴重な材料である。