17.07.12 筑波実験植物園
サツマチドリ (薩摩千鳥)
ラン科ウチョウラン属
学名 Ponerorchis graminifolia var. micrpunctata
原産地 鹿児島県(下甑島)
多年草
鹿児島県の下甑島に自生する希少種。分類上ではウチョウランの変種の
一つとなっている。島の崖地の岩の隙間などに、スゲ類などといっしょに
生えているという。地下に球根があり、冬に休眠する。花期はこの仲間では
遅咲きで、6〜8月。唇弁の斑紋に特徴があるという。ウチョウランとともに
観賞用に栽培されるが、現地では園芸用の盗掘など心配されている。
昭和55年に新種として発表されたまだ新しい種のようだ。