14.7.3 筑波実験植物園


サツマチドリ (薩摩千鳥)

 



ラン科ウチョウラン属

学名 Ponerorchis graminifolia var. micrpunctata

原産地 鹿児島県(下甑島)

多年草


 鹿児島県の下甑島に自生する希少種。分類上ではウチョウランの変種の

一つとなっている。島の崖地の岩の隙間などに、スゲ類などといっしょに

生えているという。地下に球根があり、冬に休眠する。花期はこの仲間では

遅咲きで、6〜8月。唇弁の斑紋に特徴があるという。ウチョウランとともに

観賞用に栽培されるが、現地では園芸用の盗掘など心配されている。

昭和55年に新種として発表されたまだ新しい種のようだ。