07.5.5 小石川植物園
シウリザクラ
別名 シオリザクラ、ミヤマイヌザクラ
バラ科サクラ属
学名 Padus ssiori (=Prunus ssiori)
原産地 北海道、本州(中北部)、ウスリー、樺太、南千島
落葉高木
日本では北海道と本州の中北部に自生する樹木だが、特に北海道に多いという。
サクラの仲間だが、葉が完全に開いてから咲くので、サクラの中でももっとも
遅咲きの部類に入る。花も一般のサクラの外見ではなく、イヌザクラやウワミズザクラ
に近いものである。学名の「ssiori」は、シオリの語からついたもので、シオリとは
アイヌ語で「苦い木(シュ・ニ)」を意味するという。現地ではこれを薬として利用
していたらしい。