12.7.16 北大植物園


トクサ (砥草)

  

  

トクサ科トクサ属 

学名 Equisetum hyemale

原産地 北半球の温帯地域

多年生シダ類


 山地の湿地に生える多年生のシダのなかまだが、観賞用としてしばしば

庭に栽培される。トクサの名は、珪酸塩を含んだ茎で砥石のようにものを

磨くことができるからだと言われている。じっさいにこの茎で爪などを

研ぐことができる。トクサは雑草として知られるスギナのなかまで、スギナでは

胞子茎(ツクシ)が別に出るが、トクサでは茎の先端につける。

はるか古代の地球ではこの仲間が巨木となって地球を覆っていたという。

今生き残っているのはその子孫であり、起源のたいへん古い植物だということが

いえる。