17.03.26 六甲植物園
04.05.27 尾瀬
ザゼンソウ (座禅草)
別名 ダルマソウ
サトイモ科ザゼンソウ属
学名 Symplocarpus foetidus var. latissimus
原産地 北海道、本州、朝鮮、アムール、ウスリー、樺太
多年草
湿地などの湿った場所に生える多年草。春いち早く咲かせる花は暗褐色でユニークだが、気味悪さも
感じられる。名前は、お坊さんが座禅しているように花が見えるからだというが、いい名前だと思う。
花は嗅ぐと異臭がする。どうやらハエを使って受粉する植物のようだ。
同じような場所に同じ科のミズバショウも生えるが、そちらのほうは真っ白い仏炎苞が 清らかな感じを与える
ので、がぜん人気には差がある。しかし、最近は野生の花にも関心が持たれてきているので、このザゼンソウも
春の話題としてあがってくるようになった。それにともなって増殖株が売られるのを見かけることもある。
栽培するには冷涼な気候と、なんといってもかなり大型の植物なので、育てられる環境が必要だ。
底の開いていない大きな睡蓮鉢のような容器で水を切らさないように育てる。葉をできるだけ大きくのびのびと
広げられるスペースで育て、あとは木陰の涼しい場所で夏を越させれば東京でも花を見ることができる。
しかし、やはり現地で見るよりは劣るので、イメージ通りのは、なかなか見れないかもしれない。