15.04.30 筑波実験植物園


カラシナ (芥子菜)

 

 

別名 セイヨウカラシナ、シマナ、タカナ、ミスナ

アブラナ科アブラナ属

学名  Brassica juncea

原産地 ヨーロッパ

一年草


 ヨーロッパ原産のアブラナ科の一年草で広く野菜として利用される。

アブラナクロガラシの自然交雑種と言われている。インドやヨーロッパ

では古くから種子からカラシ油を採って利用していた。日本でも奈良時代

にはすでに香辛料としてのカラシが使われていたという。中国では葉や茎

を野菜として利用し、改良が進んだ。中華の漬け物として有名なザーサイも

この種から作られた。葉菜としての利用は日本でも普及し、タカナなどの

品種もうまれている。カラシナは現在、栽培していたものが逸出し、河原

などに群生しているものが見られる帰化植物となっている。