07.4.26 筑波実験植物園


キエビネ (黄海老根)      

 

ラン科エビネ属 

学名 Calanthe sieboldii

原産地 本州(和歌山県、山口県)、四国、九州、朝鮮(済州島)

多年草


鮮やかな黄色の花を咲かせるエビネのなかま。エビネより暖地に生え、花も株も大きめ。

両者が重なって生育する地域ではしばしば自然交雑種を生み、タカネと呼ばれる。

花色が鮮やかなので、わりと渋めのエビネの中では外国人にいちばん受けのよいエビネであるという。

逆に、野生ランとしては派手すぎるのか、マニアにはそれほど注目されないようだ。

普通は香りがないが、ときに柑橘系の香りのあるものもある。

エビネに黄色系の色を入れたり、花を大きくする目的で交雑され、優秀な品種を多く生んでいる。