エビネの仲間で、ジエビネとニオイエビ ネの自然交雑種である。

エビネは変異が多く、原種同士の生育地が重なり合う地域ではしばしば

自然交雑種をつくる。コオズはコオズエビネとも言われ、名の由来は

山地の伊豆諸島の神津島に因む。両者の性質を合わせ持っているが、

特にニオイエビネの血をひいて、香りがあるのが特徴。園芸的にも

人気があり、人工的に交配された品種も数多く出ている。親のニオイエビネ

よりも性質が強く、栽培しやすいという。