04.7.8 白馬岳

08.6.5 礼文島


クロユリ (黒百合)

  

  

別名 エゾクロユリ、ミヤマクロユリ

ユリ科バイモ属 

学名 Fritillaria camtschatcensis

原産地 北海道、本州(月山、飯豊山、中部地方)、北太平洋地域

多年草


 名前も神秘的なクロユリ。高山や北国への憧れをかきたてる花でもある。

その存在は昔より知られており、豊臣秀吉の妻よねがわざわざ取り寄せた

という話もある。北海道のものをエゾクロユリ、本州のものをミヤマクロユリ

として区別する意見もあるが、手許の図鑑では別種とはしていないようであった。

地下に小さめの鱗茎があり、アイヌではそれを食料とした。花は濃い茶色で、

確かに神秘的な感じもしないでもないが、不気味な感じもする。

クロユリというが分類学上はユリとは別の属で、バイモの仲間である。

花にもヤマユリのような香りはない。