10.1.17 筑波実験植物園
14.5.14 新宿御苑
マイハギ
マメ科マイハギ属
学名 Codariocalyx motorius (= Desmodium motorium)
原産地 熱帯アジア
常緑低木
熱帯アジア原産のマメ科の低木で、2メートルほどになるようである。
日本には1854年ごろ渡来したというが、それほど注目はされなかった
ようである。注目を浴びたのは近年で「動く植物」として有名になった。
植物は元来、成長という形で常に動いてはいるのだが、人間の肉眼では
確認できない。だから明らかな形で動きが確認できるものは「動く植物」
として再認識される。動く部分は3小葉のうちの大きな小葉のわきに
付いている小さな小葉。この相対した2つの小葉が八の字を描くように、
またはオールを漕ぐように動くのが特徴である。動く条件は25℃以上の
気温と、何か高い音などに反応するようである。その動きは肉眼で
かろうじてわかるほどである。動く植物としては食虫植物のハエジゴク
やオジギソウなどが知られているし、マイハギよりはるかに速く動く
のだが、それらは刺激があって初めて動くのに対し、マイハギは常に
動き続けるというのが違いである。動くメカニズムはある程度わかって
いるようだが、どういう理由で動いているかはわかっていない。