15.05.07 京都府立植物園


ルスクス・ヒポグロッスム

  

  


キジカクシ科(クサスギカズラ科)ナギイカダ属 

学名   Ruscus hypoglossum

原産地 ヨーロッパ南部

常緑低木

 ヨーロッパ南部原産の常緑の低木。いっけんすると、ユリの仲間

のような普通の草に見えるが、実はたいへん変わった植物である。

はは幅広の真ん中に白い点のように見えるのが、じつは花で、葉の

中に花を咲かせる珍しい形態である。そしてその葉も実は葉ではなく

葉のように平たくなった茎である。これは「葉状茎」といって茎が

葉の形になり、葉の代わりに光合成を行うものである。姿は地味な

ため、あまり栽培されていないが、日本では近縁のナギイカダ

栽培されている。