07.12.8 神代植物園

07.12.8 神代植物園


サワラ (椹)

 

 

ヒノキ科ヒノキ属

学名  Chamaecyparis pisifera

原産地 本州(岩手県以南)、九州

常緑高木


 本州から九州にかけての山地に自生する常緑の高木。ヒノキに良く似ている

ので、見分け方が難しい木でもある。ヒノキ同様かなりの高木になる木で、

高さ30メートルにもなる。ヒノキとの見分け方は、鱗片葉の先がとがっていて

ひっかかるのがサワラで、滑らかなのがヒノキである。他に、葉の裏の白い模様

が、Y字なのがヒノキ、X字なのがサワラである。古くから観賞用として栽培

されており、ヒムロヒヨクヒバなど数々の園芸品種がある。姿はヒノキに似て

いるが、木質が軟らかくもろいので、建築材としては劣っている。その代わり、

水に強いので、風呂桶やお櫃などに利用される。葉には抗菌作用があり、マツタケ

などの下に敷かれている葉はこのサワラであるという。