16.12.15 筑波実験植物園


トクサラン

 



ラン科エビネ属

学名 Calanthe gracilis var. venusta

原産地 九州南部・種子島・屋久島・沖縄、中国南部・台湾・フィリピン

    マレーシア・インド

多年草


 九州の南部から、アジアの熱帯地域に自生する地生ランの一種。

常緑広葉樹の林の中に生える。エビネに近縁の種だが、茎が立ち上がり

姿はだいぶ異なる。葉が落ちて枯れて立つ茎がトクサのように見える

ことから和名がついているようだ。花は花茎の先に淡い黄色の花を

咲かせる。花は縦に長い形で、馬面のような印象をうける。エビネほど

華やかではないので、観賞用に栽培されることは無いようである。