13.6.6 筑波実験植物園


ツノゲシ        

 

ケシ科ツノゲシ属 

学名 Glaucium flavum

原産地 ヨーロッパ

一年草


 全身が白い毛で覆われて灰白色に見えるケシ科の植物。葉の形も

変わっていて、とても奇妙に見える植物である。

その中から鮮やかな黄色の花を咲かせ、その花はヒナゲシなどの

ケシ科の特徴をしている。現地では海岸に近い砂丘などに見られる

乾燥と日差しに耐える植物である。そういえば日本でもアサギリソウ

ハマゴウなどは白い毛に覆われている。ツノゲシはその最たる姿と

言えるかもしれない。日本ではまだ馴染みが無いが、観賞用に

栽培されるという。花色は黄色しかまだ見ていないが、橙赤色のものも

あるという。ツノゲシの名は、果実が長い角状だからだという。