12.9.4 北大植物園
ダンドク (壇特)
カンナ科カンナ属
学名 Canna indica
原産地 熱帯アメリカ
多年草
熱帯アメリカ原産の植物で、コロンブスの新大陸発見から、
ヨーロッパに他の有用植物などとともに紹介された。その後世界中に
栽培が広がり、熱帯地方では帰化している。日本でも九州や沖縄に
野生化している。このダンドクは、夏の花として有名なカンナの
原種の1つである。これと数種の原種が親となり、現在の華やかな
品種群がうまれた。大きな葉、鮮やかな花色が夏の雰囲気をかもし出す。
ちなみに新大陸からヨーロッパに紹介されたものとしては他に、
タバコ、トウガラシ、トマト、ジャガイモなどお馴染みのものが多数ある。
ダンドクが日本に渡来したのは江戸時代であるという。